豊洲市場の千客万来施設で温泉運営を行う「万葉倶楽部」の実態
豊洲市場の千客万来施設のニューフェイス「万葉倶楽部」とは?
全国で温泉宿泊事業をメインに展開している会社で、決算公告とかのデータが見つかりませんでしたが売上規模約100億・従業員数約1000人の中堅企業です。
売上高 101億3800万円(2012年9月期実績)
変な沿革を持つ万葉倶楽部
温泉宿泊チェーンとしては出だしがすごい変で、親会社が日本ジャンボーという写真プリントを行っている会社です。THE斜陽産業的なにおいがしますし、一度ジャスダックに上場するも2009年にMBOしていて、主要事業は上場廃止前から温泉の方がセグメント売上あったようです。
会社概要 | デジカメプリントが大特価/オンラインでご注文できる日本ジャンボーネットオーダー
創業経営者はただのカメラマンから温泉事業にピボットする成り上がり
高橋弘会長
万葉倶楽部の基本戦略はシンプルに、高級温泉施設を都心で提供するアイデアから出発しています。今回の千客万来施設も臨海副都心で本物の温泉が提供されることだと期待できます。
同じことをやっていては埋没する、より高級な温浴施設にしようと考えたのです。そこで熱海や湯河原の高級旅館並みのたたずまいともてなしを提供する施設を造り、お風呂も名湯・湯河原の源泉を運び込み、都心で本物の温泉の雰囲気を楽しめるビジネスモデルを創案したわけです」
直近の万葉倶楽部の新規出店は千歳空港
2016年現在では万葉倶楽部運営ではなく、空港事業者が運営している模様。北海道が運営を民間に売却した関係で整理されたものだと思われるけど、見た感じ雰囲気の良い温泉に見えるので千客万来施設でも見た目はこんなふうになるのかなー?
気になる価格帯は
横浜みなとみらいにも出店していて、そんなに高い値段設定ではないので気軽に足を運べそうです。
マル得セット入館料
大人(中学生以上) 2,500円(税別) 子供(小学生) 1,400円(税別) 幼児(3才~未就学児) 940円(税別)
3才未満無料
とはいえ、臨海副都心は銀座からもほど近くインバウンド需要を取り込むことになるのでマルチリンガルな人材の調達も必要だし、都心に近い分ハイグレードなサービスを求められる可能性もあります。入場料は大江戸温泉と同じ価格帯で入って、中のサービスは高級ラインが揃っていると良いのかと思います。そうなってくるとやっぱり従業員の給与に跳ね返ります。
さすがに月収20〜30万でうまく回せる人材があつまるとは到底思えません。その辺に対応しようとすると人事制度改革とか結構大掛かりで内部的には大変なんだろうなーっと。
あーはやく新鮮な海鮮丼食って温泉入ってだらだらする週末を過ごしたい!